満席の中、第60回「宮崎県母と女性教職員の会」を開催!
2024年11月2日(土)、宮崎市にある宮崎公立大学交流センターで、第60回「宮崎県母と女性教職員の会」を開催しました。
全体会では、「いま必要な包括的性教育を 学校でも家庭でもどこでも ~人生に必要な学びをすべての若者に~」と題して、“人間の性”教育研究協議会代表幹事の浅井春夫さんが講演を行いました。
講演では、「包括的性教育とは何か」から始まり、これまでの性教育との違い、包括的性教育の必要性について話をされました。また、講演終了後の質疑応答では、参加者の質問にていねいに答えられ、質問者も元気づけられたようでした。
参加者からは、「性教育の新たな見方・考え方ができました」、「人が生きていくために尊重されなければならない人権と性教育の観点から話してもらいとてもすっきりしました」などの声がよせられました。
なお、全体講演は、両教組の組合員以外に、宮崎市内の教員、県外の教員、保護者、退職者、学生、議員、医療関係者など多数の方々が参加され、用意していた70席の座席が満席となりました。
分科会では、「子ども・子育ての悩み」、「平和・人権のもんだい」を柱に、グループトークを行いました。
人数の関係で、発言の時間を十分保障できない分科会もありましたが、参加者からは、「身近になってきた戦争(宮崎空港での合同演習、沖縄の更なる軍事化)も人権につながっている。母女の運動はこれからも継続していかねばならないと思いました」という感想もありました。
第60回を迎えた「県母女」のとりくみですが、今までとりくんできたこと、続けてきたことの意義を再度確認し、学習の場の提供、学習を通じた相互理解、そして、そこから自然発生的に生まれる要請行動など、今後のとりくみについて「母女組織者の会」で話し合いをすすめていきたいと思います。
参加者のみなさん、スタッフのみなさん、おつかれさまでした。