６月２３日は、「沖縄県慰霊の日」です。

今から７８年前、大戦末期の地上戦により、日米両軍に民間人を合わせて２０万人の戦没者を出した沖縄戦。

実に県民の４人に１人が犠牲となった沖縄戦。

今日は、沖縄県、沖縄県議会が主催する「沖縄全戦没者追悼式」が沖縄県糸満市にある平和祈念公園で行われました。

「沖縄県慰霊の日を定める条例」（昭和４９年１０月２１日　条例４２号）には、

第１条　我が県が、第二次世界大戦において多くの尊い生命、財産及び文化的遺産を失つた冷厳な歴史的事実にかんがみ、これを厳粛に受けとめ、戦争による惨禍が再び起こることのないよう、人類普遍の願いである恒久の平和を希求するとともに戦没者の霊を慰めるため、慰霊の日を定める。
第２条　慰霊の日は、６月23日とする。

と定められています。

戦後７８年、戦争体験者と一緒に暮らし、戦争体験者の生の声を聞いたことがある人々も少なくなってきた今日、「平和」を願う気持ちを後世にどう引き継いでいくか、あらためて考えさせられる１日となりました。