お知らせ

今日は「中秋の名月」


◆2023年の中秋の名月は9月29日(金)です。


中秋の名月は、太陰太陽暦(旧暦)の8月15日の夜に見える月です。


秋の月は、夏と違い空気中の水蒸気が少ないため、月見に適しています。


今年の中秋の名月は、満月と同じ日なので、まんまるです。



◆中秋の名月をめでる習慣は、平安時代(794年~1185年)に中国から伝わったと言われています。


日本では中秋の名月は農業の行事と結びつき、「芋名月」(いもめいげつ)などとも呼ばれることもあります。



◆天気予報では残念ながら夕方からくもりですが、少しでも見えるといいです。


今年は、3年連続で、中秋の名月の日が満月でしたが、次回、中秋の名月の日が満月といっしょになるのは、2030年9月12日です。


なお、夏も終わり、昼の太陽の高さがだんだん低く見えるようになりますが、夜の月の高さはこれからだんだんと高く見えるようになります。


~参考資料 国立天文台>ほしぞら情報2023年9月>中秋の名月(2023年9月)より



※ 太陰太陽暦の話


① 純粋に月の満ち欠けだけで1カ月を決める「太陰歴」だと、1カ月の平均が29.5日となり、太陽年に比べると1年が約11日短くなります。


②その差は3年で約1カ月になるため、その1か月を「うるう月」にし、1年を13カ月にすることで、補正するのが、「太陰太陽暦」(旧暦)です。


③日本が太陽暦(新暦)に改暦したのは、旧暦の明治5年(1872年)です。


④旧暦の明治5年12月3日を新暦の明治6年(1873年)1月1日としました。


~参考資料 国立天文台>暦計算室>暦Wikiより