お知らせ

「ステップ講座 2025」を開催!


2025年3月1日(土)、「ステップ講座 2025」を宮崎県教育会館大会議室で開催しました。


この講座は、毎年、国会での予算審議の時期に開催しており、組合未加入者を含む組合員、退教会員30人が会に参加しました。


また、他県の臨採の方の参加もあり、九協での古賀さんと臨採部とのつながりの深さを感じました。


講師としてお招きした古賀千景(こが・ちかげ)参議院議員は、4年連続の来県となり、宮崎の学校現場の実情もご存知の方です。


古賀さんは、現在、国や地方で進められようとしている教育政策、子育て政策などについて講演をされました。


(1)総理が言う「楽しい日本」、「楽しい」と思うには基盤が必要。その基盤を作るのが政治。


(2)給特法、1971年にできた法律。当時は時間外在校等時間は月に8時間。この頃は残業時間と言っていた。今は月に47時間。じぶんたちの残業時間が5倍、6倍になっていて見合わないので、教職調整額を変えようということになった。


(3)結論はこうなったが、その前、文科省と財務省がバトルをして全然違う案を出した。


(4)文科省は始めから13%まで上げると言った。


(5)財務省は1%ずつ上げると言った。しかも、時間外在校等時間の目標を達成できた学校へ。だから学校ごとに教職調整額が変わる可能性があった。


(6)すごいバトルをし、大臣同士が話し合いをし、来年の1月から1%アップということに決まった。


(7)来年から1%ずつ上げたら、6年後には10%になりますよということ。


(8)わたしには不思議だなと思っていることがある。6年後10%になった時は、時間外在校等時間は20時間になると言ってる。


(9)20時間になったときに、10%払って。その後、給特法をやめて労基法にした方が、つまり残業代を払った方が安くなるという計算。


(10)業務削減も入ってないのに、何で、30時間、20時間と減っていくのか、とても不思議に思っている。


(11)教育委員会にも(時間外在校等時間の)報告を求め、公表する。


(12)これでは、持ち帰り仕事や虚偽報告が増えるのではないか。


(13)担任手当、月に3,000円、1日100円。


(14)子育て、介護で大変な人たちがたくさんいる。そんな人の中には、手当はいらないから、担任はしないという人もでてくるのではないか。


(15)小学校の教科担任制、文科省はすごく業務削減になると思っている。同じ授業をすればいいのだから、教材研究の時間が減ると思っている。


(16)子どもたちの実態が違うわけだからそう簡単にはいかない。無理に教科担任制をしているから、2学年を掛け持ちしている人が出てきている。結局、2学年分の教材研究をしなければいけない。


(17)若手教諭へのサポーター職。新しい職の主務教諭がするようだ。手当は6,000円。新しい人が来るのではなくて、職員室の誰かが主務教諭になる。


(18)若手の早期退職をなくすように配慮する職が主務教諭。


(19)本来は、そういう職をつけるのではなくて、ゆっくりゆとりある時間が職員室内にあって、いろいろな会話を教員同士でし合って、教えてもらったり、声を掛け合ったりすべき。


(20)生徒指導担当教諭の全中学校配置。1,000人。中学校は全国に1万校、確率は100分の1。


(21)不登校やいじめが増えているので配置する。人が来るのはうれしい。でも、もっと根本的な学校教育の見直しが必要。


(22)養護教諭、栄養教諭の配置の充実、これは毎回入っているが、大きな動きはない。


(23)学習指導要領について中教審に諮問した。内容は変わらないが、授業を5分短くする。


(24)教える内容は一緒。何を削る。習熟の時間、考えを作り出す時間、意見発表をして議論する時間。


(25)これ(5分短くする)をするなら、内容を全部減らす。内容の精選が先。


(26)中学校が35人学級になる。気をつけなくてはいけないのは、教科によっては授業時数が増えるだけになる可能性もある。業務過多になる。


(27)これを改善するには、義務標準法の数値を変え、教諭を根本から増やす必要がある。


(28)国会では総務委員会に所属している。~ここで、国会質疑のようすをビデオ視聴~


(29)村上総務大臣答弁「教職調整額の引き上げについては、地方財政への影響が大きいことから、こうした審議会の意見も踏まえ、地方の財源確保に向けてしっかりと対応して頑張っていきたいというふうに考えております」


(30)古賀議員質問「地方が教職調整額の増額分を、他の教育予算を減らさなければならないような、そんな状況にならないように、総務省としてきちんと、教育予算は減らさずに教職調整額をきちんと増額する、そのことをもう1度、ご確認お願いします」


(31)村上総務大臣答弁「私が在任にある限り、一生懸命努力したいと思いますので、ご信任ください」~ビデオ視聴終わる~


(32)特別支援学級担任、特別支援学校勤務者への調整額を減らそうという動きが出ている。それと、複式学級の他学年学級担任手当を減らそうと。注視していきたい。


(33)令和7年度概算要求で「子ども家庭庁」の中に「発達障害など心身の異常の発見」という言葉がある。


(34)異常ですかって。何をもって、人間に異常だ正常だといえるのか。こういう言葉が平気で法令の中に書かれている。


(35)特別支援学級では、自分で頑張るというのが文科省のいう個別最適化。そうではなく、わたしたちが言っているのは、その人がもちろんがんばるんだけど、周りがその人が暮らしやすいようにすればいいじゃないか、そうやって社会を変えればいいじゃないかということ。そうやってインクルーシブを進めたいと思っている。


(36)見た目だけの年金アップ。マクロ経済スライドという方式があって、年金は結局3年連続減っている。


(37)日本被団協、ノーベル賞をとった。授賞式の時の田中さんの言葉。「もう1度繰り返します。原爆で亡くなった死者に対する償いは日本政府は全くしていないという事実をお知りいただきたい」というのがあった。


(38)被爆国日本として、本当にやらなければいけないことは何なのか。核軍縮会議にオブザーバー参加をしてくれ、日本は行ってくれと田中さんは言っている。


(39)高額医療費の限度額の凍結について要求している。


(40)対象者にとって命がなくなる問題。しかし、受診控えを狙っている。医療費が削減されるとこまで計算されている。


(41)国の人たちは、子どもたちって、じっとおとなしくて、言った通りにノートを書いて勉強して、まさか授業中に飛び出す子がいるなんてという感覚しかない。


(42)だけど、そうじゃないって。そうじゃなくて、子どもたちはいろんな思いを持って学校に来てるんだから、そこを変えていかなければならないんですよということを私は思っている。


(43)政府の官僚たちのみなさんの思いと。現場のことをつなぐのがわたしの仕事だと思っている。



〇「(宮崎では)職員の休憩時間と子どもたちの昼休み時間が重なっていておかしい」


〇「職員の多忙化解消対策が子ども不在の対策になっていることを危惧している」


〇「(身近な同僚が辞めるという話を聞いて)教師の魅力を発信できるようにならないといけないと感じている」


〇「部活動の地域移行が進んでいる地域もあれば、宮崎のように全く進んでいない地域もある。全国的にはどうか?」


〇「現職と教え子を再び戦場に送るなというスローガンで気持ちを1つにして活動している。軍縮を前にすすめたいが、この思いを次の世代にどう引き継いだらいいのか」


〇「(宮崎の七不思議)子どもの登校時刻が職員の出勤時刻より前に設定されている」