活動報告

第44回九協「2.11 平和教育研究集会」をWeb 開催

2023年2月11日(土)、第44回九協「 2.11 平和教育研究集会」が、Web 集会で開催されました。


全体会では、ミニ講演として、「のり子八歳」(製作:宮崎地区退職教職員協議会・戦争を語り継ぐ会)の DVD を視聴しました。


全体会終了後は、4つの分散会に分かれ、各分散会とも2本ずつの報告が行われ、その後、質疑・意見交換が行われました。


半日開催という日程でしたが、各分散会で報告された各県のレポートに学びながら、それぞれの実践を共有しながら、これからの運動に生かしていただけたらと思います。


参加者のみなさん、おつかれさまでした。



子どもを国に盗られないため(盗まれないため)の七つの「ない」づくしの「バトン」


全体会の開催県代表あいさつの中で、宮崎県教組の長友委員長が、「子どもを国に盗られないため(盗まれないため)の七つの『ない』づくし」を紹介しました。


この「七つの『ない』づくし」は、今から9年前の2014年2月10日~11日、宮崎市で開催された第36回九協「 2.11 平和教育研究集会」で、宮崎県教組・下原委員長が開催県を代表してあいさつした内容を紹介したものです。


そして、この下原委員長の「七つの『ない』づくし」も、元宮崎県教組委員長の松田昭一さん(※1)の言葉を紹介したものでした。


下原委員長は「七つの『ない』づくし」について、松田昭一さんの著書『続・授業創造』(※2)のあとがきに書かれている言葉として紹介しています。


松田さんは、「母と女教師の会」(※3)での講演(※4)で、「子どもを国に盗られないために、おかあさん方に「七つのないないづくし」をおくりたいと思います」と述べ、「それは、忘れない。くりかえさない。だまされない。おくれない。おそれない。あきらめない。はなれない。という、七つの「ないないづくし」です」という言葉を紹介しています。(※5)


また、「七つのないないづくし」について松田さんは、「これは、わたしたちの運動の先駆者であり指導者でもある国分一太郎先生から教えていただいたものです。それに、わたしなりの解釈・解説を少々加えたものです。おかあさん方の今後の運動に役立ててもらえたらさいわいです。」と述べています。(※6)


本集会を開催するにあたり、宮崎県教組が引き継いできた「子どもを国に盗られないため(盗まれないため)の七つの『ない』づくし」の「バトン」をさらにつなぐことができました。






※1 松田昭一(まった・しょういち)・・・1972年~75年宮崎県教組委員長。現場復帰後、60歳で定年退職するまで小学校の教員として教育実践を続けながら、県内外で講演・共同研究などを行いました。


※2 松田昭一『続・授業創造 見えるように 劇のように』大分県教組、2003年、p189。『続・授業創造』は、松田昭一さんの著書として、2003年7月22日、大分県教組が発行した本です。2003年は、松田昭一さんが亡くなられた年でした。


※3 現在の「母と女性教職員の会」のことです。


※4 講演内容からの類推ですが、1977年、78年当時の集会だと思われます。


※5 松田昭一『教室の内と外から — 教育における子育てと世直し』講演集、鉱脈社、1979年、p265。原文のまま引用しました。


※6 松田昭一『教室の内と外から — 教育における子育てと世直し』講演集、鉱脈社、1979年、p264。原文のまま引用しました。