「教師を取り巻く環境整備」について合意 ~ 2025年度予算案大臣折衝で
2024年12月24日(火) 、2025年度予算案(義務教育費国庫負担金)について、阿部俊子文部科学大臣と加藤勝信財務大臣との大臣折衝が行われ、「教師を取り巻く環境整備」について合意しました。
24日の臨時記者会見で今回の合意内容について自己採点を尋ねられた阿部文科大臣は、
「50年ぶりとなる処遇改善や直近20年間で最大となる定数改善を盛り込むことができたことを鑑みると、わたしとしては、文部科学省全体でみんなでがんばってきたことについては80点くらいかなと思う。一方、学校現場の状況(先生方の厳しい勤務実態)を考えてみれば及第点ギリギリの61点くらいではないか、みなさんにしてみればまだまだ足りないという状況だと思っている。教師や児童生徒に、学校の環境が変わってることを実感してもらえるように法案の提出に向けた準備をすすめ、また、教師を取り巻く環境整備の充実にむけたとりくみをさらに加速させていきたいと思っている」
と述べました。
合意内容については、来年の通常国会での予算案審議で議論されることになりますが、学校現場にいる子ども、教職員が置いてきぼりにならないような、将来を見据えた実効性のある議論を期待したいと思います。
また、文部科学省内で「公表の仕方」について検討を始めることになった「全国学力・学習状況調査」については、その「公表の仕方」だけでなく、「調査方法(悉皆調査から抽出調査への移行)の検討」も期待したいと思います。